「顧問弁護士と契約したい」
「良い顧問弁護士の選び方がわからない」
「顧問弁護士を選ぶときは何を重視したらいいの?」
事業に関わる法律相談をしたいと思い、顧問弁護士を探している方も多いのではないでしょうか。顧問契約をするなら、適切なアドバイスがもらえる弁護士にお願いしたいですよね。
そこでこの記事では、以下の内容について解説していきます。
- 顧問弁護士を選ぶときに重視すべきポイント
- 顧問弁護士の誤った選び方
- 顧問弁護士と契約するメリット・デメリット
顧問弁護士を探し選びに失敗したくないという方には必見の内容となっているので、ぜひ最後までお読みください。
顧問弁護士の選び方を解説!重視すべきポイント7選
顧問弁護士を選ぶ際は、いくつかのポイントで比較するのがおすすめです。特に重視してほしいポイントは、以下の7つです。
- サービスの内容
- 顧問契約料
- 連絡の取りやすさ
- 対応の早さ
- 説明のわかりやすさ
- 事業に関する理解度
- 事務所の立地
それでは、順番に見ていきましょう。
1. サービスの内容
サービスの内容が自社に合っているか、確認しましょう。サービスの内容は、法律事務所のホームページから確認できます。
提供してくれるサービスが自社のニーズに合っていないと、弁護士の力を十分に発揮してもらえません。サービスの範囲内であれば、毎月同額の顧問料を支払うことになるので、利用頻度が低くなってしまうのは避けたいところです。
契約してから「自社が求めるサポートを受けられない」という事態になるとお互い不幸なので、事前に確認しましょう。法律事務所によっては複数のプランが用意され、サービス内容に違いがあります。
まずは弁護士と顧問契約を結んだら何を依頼したいのか考え、希望するサービスを提供してくれそうな法律事務所を選びましょう。
ホームページでわからないことがあれば問い合わせ、必要なサポートを受けられるかどうか確認するのがおすすめです。
2. 顧問料
顧問弁護士を選ぶときは、当然ですが費用面も重視しましょう。顧問料は継続的にかかってくる費用なので、問題なく支払っていける金額であることが重要です。
顧問契約料は法律事務所によって異なり、数万円〜数十万円と幅広い金額が設定されています。また、サービスの範囲や依頼元の企業の規模によって、顧問料が変動するところもあります。
一般的なサービス内容であれば5万円が相場なので、顧問弁護士を選ぶ際の参考にしてみてください。顧問料があまりにも相場から外れている場合は、注意が必要です。例えば、顧問料が非常に安価だと、受けられるサービスが少ない可能性があります。
そのため、顧問弁護士を探す際は、顧問料と合わせてサービスの内容もチェックしましょう。
顧問弁護士の相場については、関連記事の「顧問弁護士の費用相場は月5万円!顧問料を抑える方法と選ぶ際のポイントを4つ紹介」にて詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
3. 連絡の取りやすさ
顧問弁護士と契約をするなら、連絡の取りやすさが重要です。電話をしても繋がらなかったり、メールを送っても返信がなかったりすると、連絡を取るために時間を消費することになってしまいます。
「今すぐ相談したい」と思って連絡しても、顧問弁護士に繋がらない多いとストレスになってしまうでしょう。また、急を要するときに連絡を取り合えないと、対応が遅れて事態が悪化してしまうリスクもあります。
顧問弁護士は、予約を取らなくても相談できるのがスポットで依頼する弁護士と異なるメリットです。あまりにも連絡が取れないと、何のために顧問契約を結んだのかわからなくなってしまうでしょう。
そのため、顧問弁護士を探すときは、連絡の取りやすさをリサーチするようにしましょう。連絡の取りやすさは、ホームページに記載されていないので、直接問い合わせたり無料体験などで判断してみてください。
4. 対応の早さ
顧問弁護士を選ぶときは、対応の早さも重視したいポイントです。顧問契約を結ぶからには、普通の弁護士よりも早い対応を期待するでしょう。
会社としては、相談した内容に対する返答をすぐにもらえた方が助かります。反対に、相談したのになかなか対応してもらえないと、判断を誤る可能性があります。
そして弁護士の対応を待ちきれず、企業の担当者が調べて対応してしまったら、何のために顧問契約をしたのかわからなくなってしまいます。
特にトラブルが発生したときは、早急に対応してもらう必要があります。すぐに対応してもらえないなら、普通の弁護士ではなく顧問弁護士と契約をしたメリットを十分に活かせないでしょう。
スピード感ある対応をしてくれる弁護士と、顧問契約を締結するのがおすすめです。
5. 説明のわかりやすさ
顧問契約をするなら、わかりやすく説明してくれる弁護士がおすすめです。法律は難解かつ複雑なので、自社で全てを理解するのは困難でしょう。
顧問弁護士と契約すれば、法律の知識を企業に提供してくれます。しかし、顧問弁護士の説明がわかりにくかったら、アドバイスを正しく実行できなくなってしまいます。
また、弁護士の指導が正しく理解できなければ、会社に法律の知識が蓄積されません。結局、何度も弁護士に確認しなければならなくなり非効率です。
顧問弁護士を選ぶときは、契約する前に無料相談や主催しているセミナーなどを受講して、説明がわかりやすいかどうかを確認するのがおすすめです。
6. 事業に関する理解度
顧問弁護士を選定するときは、自社の事業をどの程度理解しているかチェックしましょう。業種によって前提となる常識が異なるので、業界に合わせた対応ができる弁護士が好ましいです。インターネットなどで調べられないような、自社が属する業界に合わせたアドバイスをもらえるメリットは非常に大きいです。
弁護士の事業に関する理解度がどれくらいかについては、ホームページなどで経歴を確認したり、実際に話してみたりするのがおすすめです。契約後の満足度を左右する重要なポイントなので、必ず確認しておくようにしましょう。
7. 事務所の立地
顧問弁護士を選びきれないときは、事務所の立地を重視するのがおすすめです。有事の際は、弁護士が近くにいた方が安心でしょう。
特に万が一裁判になってしまったときは、弁護士に裁判所まで同行してもらう必要があります。頻繁に打ち合わせを行うので、事務所が近いと便利です。
ただし、基本的な業務はオンラインでのやり取りで問題ありません。立地のみで決める必要はないですが、依頼する法律事務所の決定に悩んだ際の判断基準の1つとなるでしょう。
顧問弁護士の誤った選び方3選
顧問弁護士を探すときに誤った選び方をすると、契約を結んでから後悔する可能性があります。ここでは、顧問弁護士の誤った選び方として、以下の3つを紹介します。
- 顧問料の安さで決める
- 一度も利用せずに顧問契約を結ぶ
- 会社から近いという理由だけで決める
弁護士選びに失敗しないために重要なので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 顧問料の安さで決める
顧問弁護士を選ぶときは、顧問料の安さで決めないようにしましょう。確かに、顧問契約を結ぶと毎月顧問料を支払うことになるので、費用が安いに越したことはありません。
しかし、顧問料が安いと、サービスの範囲が狭い可能性があります。サービスの範囲外の対応を依頼すると、追加料金がかかることが多いです。
依頼内容や法律事務所の料金設定によりますが、追加料金を支払い続けることで顧問料より高くなってしまうことがあります。そのため、顧問弁護士を選ぶ際は、料金とサービス内容のバランスを考慮するのがおすすめです。
2. 一度も利用せずに顧問契約を結ぶ
一度も利用せずに顧問契約を結ぶと、後々後悔してしまう可能性があるので、注意が必要です。HPや口コミなどを調べてから顧問に選んだとしても、実際に利用してみないと自社にとって良い弁護士かわかりません。
一度顧問契約を締結したら、解約しようとしても手続きに時間がかかり、契約期間分の顧問料を請求される可能性もあります。そのため、顧問弁護士を選ぶときは、無料相談や体験を利用してから決定するようにしましょう。
3. 会社から近いという理由だけで決める
法律事務所が会社から近いという理由だけで、顧問弁護士を選ぶのはおすすめできません。例えば、会社から数km程度の範囲にある法律事務所に絞ってしまうと、少ない選択肢から選ばないといけなくなります。
比較対象が少なすぎると、候補の中に自社に会う弁護士事務所がない可能性があります。また、現在は顔を合わせなくても、基本的な業務はオンラインで対応できます。
そのため、まずは距離を気にせず顧問弁護士を探し、絞りきれない場合に会社からの近さを考慮するようにしましょう。
顧問弁護士と契約するメリット・デメリット
顧問弁護士と契約すると、以下のようなさまざまなメリットが得られます。
- いつでもすぐに相談できる
- オーダーメイドのアドバイスを受けられる
- 最新の情報が手に入る
- トラブルを未然に防げる
- トラブルを早期解決できる
反対に、以下のようなデメリットも生じてしまいます。
- 顧問料が毎月発生する
- 十分に活用できないと損をする
- 乗り換えが難しい場合がある
ここでは、顧問弁護士と契約するメリット・デメリットについてそれぞれ解説するので、チェックしておきましょう。
顧問弁護士と契約するメリット
顧問弁護士と契約するメリットは、以下の通りです。
- いつでもすぐに相談できる
- オーダーメイドのアドバイスを受けられる
- 最新の情報が手に入る
- トラブルを未然に防げる
- トラブルを早期解決できる
顧問弁護士は普通の弁護士と違い、いつでもすぐに相談できます。会社に合わせてアドバイスしてくれるだけでなく、最新の情報を提供してくれるのが嬉しいポイントです。
顧問弁護士は法律のプロとして、会社がトラブルにあうのを未然に防いでくれます。たとえトラブルが起きてしまっても早期解決できるよう、顧問弁護士は会社のために尽力してくれます。
顧問弁護士と契約するメリットについては、関連記事の「【これで安心】弁護士と顧問契約を行うメリット8選デメリット3選!探し方・選び方も解説」にて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
顧問弁護士と契約するデメリット
顧問弁護士と契約するデメリットは、以下の通りです。
- 顧問料が毎月発生する
- 十分に活用できないと損をする
- 乗り換えが難しい場合がある
顧問弁護士と契約すると、顧問料を毎月支払う必要があります。顧問料は定額のため、十分に活用できないと損をしてしまう可能性があるので、要注意です。
そのため、最初にどのようなサービスを望むかだけでなく、どのように活用するか考えておくようにしましょう。サービスについて考えた上で、納得できる顧問料を提示している法律事務所に申し込むのがおすすめです。
顧問弁護士は、契約内容によっては簡単に変更できない可能性があります。また、解約できたとしても、乗り換えるタイミングが悪いと、二重に料金を支払わなければならなくなります。
顧問弁護士と契約してから後悔しないよう、徹底的にリサーチしてから申し込むのが重要です。
まとめ
顧問弁護士を選ぶ際は、サービス内容や顧問料などさまざまなポイントを比較するようにしましょう。企業によって重視するポイントが異なるので、優先順位を決めてから顧問弁護士を選ぶようにするのがおすすめです。
顧問弁護士を選ぶときは、インターネットの情報だけを見て決定するのではなく、無料相談や体験を利用するようにしましょう。「オンライン顧問弁護士」なら「いつでもどこからでも」オンラインでご相談いただけます。今なら30分無料の顧問体験を実施しているので、ぜひご利用ください。